1分前は「過去」という考え方【後悔を反省に変える仕掛け】
反省して、経験を糧にしたい。けど、いつも後悔しがちになる。
前向きな人から教わった考え方。
それは、1分前は「過去」であるという考え方です。
要点を2つ、お伝えします。
要点①:過去は過去(結果)として捉えることで、現在と過去を分けて考えやすくなる
1分前は「過去」として考えることで、現在の結果として過去があると考えやすくなります。
常に過去は現在の行動した結果の反映であるため、現在の行動が過去をつくります。
過去を良くするも良くしないも現在であり、過去は過去として割り切る上で、1分前は「過去」として考えると理解しやすいです。
一つ例を挙げます。
スマホで撮影した動画を「過去」とするなら、撮影中が「現在」です。
撮影した動画を見て落ち込む。
→これを止めます。
とはいっても動画を見てしまいがちになるため、見ても害がないように動画を編集するべきです。動画を編集するとは、動画のもつイメージを変えること。つまり、過去(結果)に対する見方を都合の良いように変えることです。
もしくは動画を平常心で見て、良いところ・悪いところを意識して見つめるのも有効です。
良いところを応用する。
また悪いところを改善する。
これが、反省です。
過去は不変の結果です。
結果は結果として捉えることが、過去と現在を分けて考える上で非常に大切です。
要点②:1分前を「過去」として考えると、過去を認識する上でイメージしやすい
過去は過去、今は今。
と言われますが、これは意味が広く取られがちで、イメージが湧きにくいです。
ついさっきのことは、過去です。
と考えた方がイメージしやすく、また過去が場面として切り取りやすくなります。
どのように過去を印象付け、過去を認識するのかで、今からの行動が変わってきます。
過去を過去として捉えるスキルを手に入れる
「過去・現在・未来」
過去という行動した結果が現在をつくり、その現在が繰り返されることで未来がつくられます。
こう考えると「過去・現在・未来」は連動しているように感じますが、過去と現在・未来は連動していないと考えた方が良いです。
なぜなら過去だけが「経験」であり、現在・未来は「経験」ではなく「未知」であるためです。
「経験」は時として、現在・未来の足かせとなります。
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原則として、人は「経験」に依存しがちになります。
「経験」は安心に繋がるためです。
「変わらなくて良いなら、変わりたくない」
これが、人の真理です。
そう考えると、過去が現在の行動に関与しがちになることは、一般的であるといえます。
過去を前向きに捉えているのなら良いですが、過去を後ろ向きに捉えているなら注意が必要です。理由は、後ろ向きである感情が行動に制限をかけてしまうためです。
- 〇〇かもしれないけど、前は△△だったしな…
- 〇〇であることを認めたくない
- 〇〇なはずがない …etc.
〇〇という可能性の芽を、過去が完全に摘んでいます。
だからこそ過去を結果として捉え、未知に対応する経験として扱う必要があります。
- △△だったから、次は〇〇してみよう
- 〇〇である可能性が高いのは事実だ
- 誰が見ても〇〇として考えるだろう
ことの見方で、全てが変わるように感じます。
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1分前を「過去」として捉えること。
何をしようと、何が起ころうと、全てが過去になります。
人は過去に依存しがちになるものとして認め、改めて過去は過去(結果)として考えることができれば、現在の行動は自ずと変わってくると感じます。